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岩通ソフトシステム株式会社はソフトウェア開発からサービスまでをトータルで提供するソリューションプロバイダです。

部品数カウンタ Parts Counter

※本製品・サービスは実証実験中です。

紹介動画

画像解析による部品のカウンタ

ネジやナットなどをピッキングするときや、一定数ごとに袋詰めするような場合、どのような方法で個数を数えていますか?

カウンティングスケールやカウンティング専用機を使っていると思いますが、カウンティングスケールはある程度の重さのある部品しか数えることができません。また、カウンティング専用機は、高価であり、数えられる部品も限定されます。

部品数カウンタは、Windowsパソコン、Webカメラ、カメラアーム、トレース台で構成し、Webカメラでキャプチャした画像を解析してネジ、ナットなどの部品数をカウントするソフトウェアです。

画像を解析して部品をカウントするため、重量が軽い部品であっても適切にカウントすることができます。使用するWebカメラも高価なものではありません。

カウントの流れ

部品数をカウントする際の作業は、基本的に「部品をばらす」、「自動設定を押す」、「カウント実行」の3ステップです。

自動設定ボタンは、Webカメラでキャプチャした画像を解析し、部品のパラメータを自動で設定します。

部品ごとの事前の準備は不要です。カウント対象の部品を変えても自動設定を行うだけでカウントできます。

特に重なり等が検出されなかった場合は、以下のようにカウント値が表示されます。

重なりの扱い

部品が重なっていることを検知した場合は、「重なりの扱い」の設定によってそれぞれ表示の仕方が変わります。

以下、実際の使用例に沿って説明していきます。まず、以下のように無造作にトレイ上に部品を落とします。

[警告表示モードの場合]

部品の重なりを検知した場合は、重なった部品を赤く表示し、使用者に部品の重なりを解消するように促します。

[自動カウントモードの場合]

部品の重なりを検知した場合は、重なっている箇所の大きさから部品の数を推定し、自動的にカウントしてくれます。

ただし、塊の個数が多くなるほど誤差が多くなるため、使用者が正しくカウントされているか確認する必要があります。  もし、正しくカウントされていない部分が見つかったら、軽く手で部品をばらしてください。

部品数カウンタは、このように使用者と連携しながら正しい個数をカウントしていくアプリケーションです。

リード線の除去

コンデンサや抵抗などのリード付き部品をカウントする場合は部分除去機能を使用します。通常モードでカウントすると、以下の画面のようにリード線同士がくっついてしまい、大きな部品として認識されてしまうため正確にカウントすることができません。

このような場合は、部分除去機能を使用にすると、リード線が除去されて頭の部分だけになるので、正しくカウントすることができます。

エビデンスの記録

カウント実行時の解析画像を自動で保存するため、部品数カウント時のエビデンスとすることができます。

ひとこと

実証試験では、50個の部品を手作業でカウントするときと比べ、半分ほどの時間でカウントすることができました。

部品の大きさにもよりますが、一度に計測する部品数が100程度までを効率的にカウントできます。

上記の画面例ではA3サイズのトレース台を使用していますが、A2サイズのトレース台を使用することによって、倍の個数を一度に計測することができます。

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